初日には出展していただいた6人の作家さんの内、工藤省治さん、中田正隆さん、岡田威さんに在廊していただきました。
他の出展者の皆様は、芥川正明さん、池田富士夫さん、井上浩一さんです。
それぞれの作品はきっと訪れた方々に何かを語ってくれると思いますので是非ともいらしてください。
ラッキーもギャラリーで作家の先生たちから色々なことを学ばせてもらいました。
まず、お話をうかがったのは中田さんで、釉裏紅という独特の赤のことを教えていただきました。

釉の下で紅色に発色するので釉裏紅というそうです。 この色を出して安定させるのは凄く大変だったそうですが、
その話をされている時の中田さんはまるで自分の子供の話をしているような表情でした。
続いて工藤さんのお話をうかがったのですが、とても深く長時間にわたるお話となってしまいました。

工藤さんのおっしゃった職人に必要な3つのキーワードは「デザイン力、社会力、精神力」だそうですが
これは若手の作家さんの心にとても響いたようです。
この3つを職人として磨くことを決して怠らない姿勢を貫いたからこそ現在の工藤さんがあるのだと思いました。
そして、初日に在廊された中で最も若い岡田さんには、絵付けの面白さや難しさなどをお聞きしました。

これから毎年、茶碗の会で岡田さんの作品を見続けることが本当に楽しみです。
砥部焼きの良さは言葉や写真だけでは伝え切れませんので、ぜひとも実際に触れて見て確かめてください。
会期は今月29日までです。
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